Razerが発売した新ゲーミングマウス「Orochi V2」、実機購入+使用のレビュー
Razerが5/28日に発売した新ゲーミングマウス「Orochi V2」のパフォーマンスや仕様レビューをしていきます。Orochi V2 パフォーマンス
Orochi V2のスペックシートは以下です。
Orochi V2 パッケージと中身
中身はOrochi V2本体、単三電池、Razerメッセージカード+ステッカー、マニュアルが入っています。
Orochi V2 の形状とクオリティ
形状は基本的に卵型の左右対処で、サイドボタンしたにやや窪みがあります。
ビルドクオリティは高く、強く握ったり振ったりしても軋んだりはしません。
最近あるRazerの艶消しのプラ加工で、XM1Rなどのような滑り止めコーティングは特にありません。
ただ、滑りやすくはないです。気になる人は同時に発売されているグリップテープを一緒に購入してもいいでしょう。
Orochi V2の重さ
カタログスペックでは電池なしの時に60g未満。
実際に測定したところ57gほどでしたので十分に軽いです。
カバー部分は約10g、カバーなしの本体が約48gでした。
単三電池使用時がおおよそ72g、単4電池で69gほど。
単3電池・単4電池ともに重量配分は最適化された設計となっていますが、実際の使用をしてみると単4電池使用時は当たり前ですがやや後ろに重心を感じます。
単3電池の場合は重心は中央に、重さは全体に分散して非常に使いやすいバランスをしています。
単4ではそれが若干後ろに重さを感じるバランスとなり、前方が軽いフィーリングです。
使いづらいなどではなく、好みで使い分けられる形の変化で、どちらも使用感は良いです。
Orochi V2の持ち方相性

Orochi V2はRazerの公式ではかぶせ持ち(PALM)、つまみ持ち(FINGERTIP)、つかみ持ち(CLAW)のすべてに対応しているマウスとなっています。
実際に使用したフィーリングがどうなのかを書いていきます。
かぶせ持ち…〇
形状から合わないんじゃないかな…と思いながら試したところ、意外と良いフィーリングです。
卵型の全体に覆いかぶさる形で被せて持つ形で、違和感なくグリップできます。
ただ、マウス自体が非常に小型なため、薬指・小指あたりが左右非対称のマウスの間隔で握るとややおさまりが悪いです。
おさまり良く持とうとすると、かぶせ持ちとつまみ持ちの中間のような持ち方に落ち着きそうです。
つまみ持ち…◎
自然な形でグリップできます。最も相性が良いと感じました。
シェイプに沿ってつまみ持ちをした場合は薬指・小指のおさまりも良く、軽量なため操作もしやすくとても良いです。
つかみ持ち…◎
つかみ持ちの相性もとても良いと感じました。
全体をしっかりと掴む形でグリップすると、薬指・小指のおさまりも良く、使用しやすいです。
Orochi V2 マウスボタン・ホイール・センサー・ソール
メインボタン
採用されているメインボタンは6000万回耐久を謳うRazer第2世代メカニカルマウススイッチです。
トップカバーを外すと見ることができます。
クリック感は歯切れよく連打もしやすい押し心地をしています。
中に採用されているスイッチはkailh GM4.0スイッチのようです。
ホイール
ホイールはタクタイルスクロールホイールです。
1つずつのスクロールがコリコリとした一般的なホイールのことですね。
ホイール自体の回転はあまり重くなく、軽めの力で回転します。
ただノッチはしっかりしているので操作しやすく、滑り止めもしっかりしていて操作しやすいです。
ホイールクリックも硬くなく操作性は良いです。
サイドボタン
サイドボタンはやや小ぶり。
小ぶりではありますが、グリップしたときの親指の位置は基本的にサイドボタン下に位置しており、アクセスしやすいです。
押した感触はハッキリとしたクリック感。カチっと歯切れのいいクリック感をしており、使いやすいと感じます。
センサー
Orochi V2の大きな特徴は、このセンサー位置。
マウスをグリップしたとき、通常のマウスであれば親指の延長線上にセンサーが位置しますが、Orochi v2はやや前よりです。
これによってマウスを動かしたときのセンサーのトラッキングがより大きくなります。
使用した際のイメージは、指先で細かいAIMをした場合、より精度よくその動きがフィードバックされるということです。
実際につまみ持ちで使用した際、細かいAIM調整が指先で精度よく完結します。
センシにもよりますが、指先での少しの動きでAIMを合わせることがあるプレイヤーにはとても良いフィーリングだと思います。
マウスソール
マウスソールは100%PTFEソール。
フロント・センサー周り・リアに配置です。
滑りも良く、エッジの処理もしっかりとされていてマウスパッドとの引っ掛かりはありません。
センサーテスト
センサーテスト(xCount,xSum)の結果です。
xSumでのセンサーテストは非常に綺麗な結果がでています。
実際に使用してもカーソル飛びなどはなく、優秀なセンサーです。
接続
Orochi V2の接続は無線接続のみです。
USBのドングルを使用したHyperSpeed Wireless接続か、Bluetoothでの接続の2種類となります。
HyperSpeedの無線接続は遅延も感じることなく使用でき、実用に何も問題はありません。
Bluetooth接続はゲーム時にはややオススメできなく、電池持ちを気にする場合やゲーム以外での使用がよさそうです。
各種設定(ソフトウェア)
Orochi V2は他のRazerデバイスと同様にRazer Synapse3で設定が可能です。
まとめ
11年の時を経て発売されたOrochi V2。
Razerデバイスの特徴であるLEDはなく、見た目がやや寂しい印象を受けますが、実用性に振り切ったゲーミングマウスだと感じました。
形状はどの持ち方でもある程度使え、電池式ながらも軽量の重さで落ち着いています。
RazerのハイエンドセンサーはFocus+センサー、搭載センサーは5Gセンサーとやや劣りますが、実用には問題のない性能差。
クリック感・形状・重量と、すべてにおいてハイポテンシャルです。
特にセンサー位置がフロント寄りというところが魅力的で、そこに魅力を感じる人はぜひとも手に取ってほしいマウスです。

























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