XM1rは、初代XM1からリケーブルされたXM1を経て中身を一新したモデルになります。
主な違いはセンサーが最新センサーの「PAW 3370」へと変化したところや、メインスイッチがオムロン 50MスイッチからKailh GM 8.0 スイッチへと変更されたところとなります。
スペック
パッケージ
内容物
XM1とXM1rの比較画像
XM1とXM1rについて
初代「XM1」からフレックスケーブルへと変更された「XM1」、そして今回発売の「XM1r」へと3回目のリニューアルとなる今製品、依然と何が違うのか?
こちらは冒頭で述べたように「センサー」と「ボタンスイッチ」の変更が主な点となります。
ボディ形状や標準ソールの変更はなく、XM1ユーザーであればクリック感以外は何も変化を感じずに乗り換えられるでしょう。
パフォーマンス
重量
スペック値で70g、測定時もほぼ70gと組み立て時の正確性の高さが伺えます。
ボディ
ボディは左右対称(右利き用)であり、マット・ドライコーティング(滑り止め)が施されています。
持ち方の相性は
かぶせ…▲ つまみ…◎ つかみ…◎
となります。
コーティングが非常によく、グリップテープの追加はよほど気になる場合を除いて必要ないくらいにグリップします。
ボタンスイッチ
メイン
今回からOMRON 50MスイッチからKailh GM8.0(80M耐久スイッチ)へと変更されており、耐久度も増しています。
クリック感は非常にハッキリしています。反発・戻りもはっきりしており、素早いタップ撃ちや連打なども非常にやりやすいです。また、押加圧もボタン奥側・中央・手前で変わることがないため、持ち方で押す位置に癖がでる人でも安心して使えます。
サイドボタン
ホイール
クリックスイッチは柔らかめで、力を入れずともクリックができます。
ソール
標準ソールは旧モデルと同じPTFE白ソール、4点となっています。
今回からの変更としては、付属品にEC2などのような形状のソールがあり、好みによって張り替えができます。
また、センサー周りにソールが追加されています。
標準ソールでも十分に滑りもよく操作性も良好ですが、より摩擦を増やしたい・4点ソールはややとがっているので気になるなどの場合は張り替えで対応できるのは良いポイントですね。
ケーブル
前回モデルから採用されているフレックスコード(編み込みケーブル)です。
前モデルと比較して、耐久度が上がったところが変更点となります。
そのため前モデルの比べると非常にわずかですが硬くなっています。
が、非常に些細な違いであり操作性は全く変わらず。
マウスバンジーを使用していればコードを邪魔に感じることはほぼないレベル。
センサー
今回採用されたセンサーはPixArt製のPAW 3370。
国内販売されているマウスにはまだ見かけないセンサーですが、海外では増えつつあるハイエンドセンサーです。
性能は最大DPIが19,000、最大加速度50g、最大速度400IPS。
sensor test
綺麗な波形がでています。最高速度部分(山・谷)でもトラッキングは安定していて、新ハイエンドセンサーはさらに安定したモデルであることがわかります。また、ゲーム中での実際の挙動でも安定しており、カーソル飛びなどが起きることはありませんでした。
LOD
LODは1mm or 2mmとなっています。
ソフトウェア上から変更可能(なはず)です。
(実測はまだできていません。後日追記します。)
ソフトウェア
制御ソフトウェアがあり、詳細な設定を変更することができます。
ただし、現在(21年4月30日)時点でENDGAMEGEARのサイト上で未だにソフトウェアが公開されておらず、設定変更ができません。
旧XM1のソフトウェアとは別物であり、XM1rを繋いだ状態で旧ソフトを立ち上げても認識はされません。
そのため、デフォルト設定であるDPI値以外を使う人などは設定ができませんので様子見したほうかもしれませんね。
まとめ
中身が一新したXM1rを見てきましたが、非常に良いマウスですね。
SENSEIやKINZUに関わった元プロも開発に関わっているために優秀な形状。
SENSEIユーザーなどで乗り換えを探しているならばオススメしたいです。
また、使用感に関わる大きな変更点であるスイッチの変更も非常に良くなっています。
前モデルからの乗り換えを考えている場合、スペック面の場合は乗り換える必要はないですが
クリック感のフィーリングがよりよくなっているので、乗り換えても損はしないクオリティでしょう。
トータルとして、非常にオススメです。












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